コボルドの隠れ里

多分TRPGの話とかします

TRPGの科学 第一回 オープニング・エンディングの科学

初め良ければ終わりよし、終わりよければ全てよしなんてことわざがあるが、一般的なセッションにおいて初めと終わりと言ったらオープニングとエンディングだ。今回から始まったこ謎コーナー*1、俺なりのプレイテクニックをまとめてみることにしたぞ。より良いセッションを演出するには、この二つのフェイズをどう行うといいのか、今回はこれを科学してみようと思う。

オープニング

現代のTRPGじゃ、なるべく個別に導入した方がセッションの満足度が上がるってのが一般的な見解のはずだ。まあそりゃそうだな。スポットライトが各自一回ずつ当たるわけだからな。

もちろん一括導入でも個々にスポットライトを少しずつ当てることは出来るし、無理に個別に導入するよりむしろサクサク進んでいいこともあるな。

主にここでよくGMが聞いて来る「あなたは何をしていますか?」は意訳すると「どういうシーンにしたい?」の意味だな。

俺は割と多くのセッションで、とりあえずPC①からPC番号順に導入をやってることが多いんだが、これはどうなんだろうな。

PC①の導入はGM側が用意するシーンじゃ一番派手になりやすいから掴みとして強力なことと、PC①を担当することになりやすい初心者をとりあえず退屈させないで済むというあたりがメリットだと思ってるな。後はPC④あたりのシーンを流れで集合シーンにして時間を短縮させてもらいやすいのも便利だ。

逆にセッション開始直後はまだGMPLともにエンジンがかかっておらず、方向性が手探りで若干やりづらいというのは一つ弱点だ。ガチの初心者さん相手には少し後に回して他の人のシーンを手本にしてもらうか共同導入とかを使うと良いかもしれんな。

エンディング

とりあえずここさえ良ければ本編が多少ガバっても「いい話だったような気がする」と記憶をねつ造できる、それがエンディングだ。

これは結構OPよりも多くのGMがシナリオメモに、「後は流れで」と書いてるところじゃないだろうか。

エンディングまでくりゃ普通十分みんなキャラクター性が固まってるから、オープニングに比べると手酌で動きやすいし基本的にその方がプレイヤーたちの満足度が高くなりやすいな。GM細かいこと考えるのめんどいし。

個人的には「PC番号の大きい人たちから先に好き勝手消化して、最後にPC①にかっこ良く締めてもらう」のが一番説得力がある終わり方なんじゃねえかなとは思ってるな。

番号にこだわり過ぎるのも良くないしPC番号がない場合もあるが、「誰に締めてもらうと一番説得力があるか」をちょっと意識してみてもいいかもな。

この順番に影響してくるのがNPC達の存在で、こいつらのその後も(多くの場合関わりのあるPCのシーンで)チラッと消化しなきゃならないのが地味にめんどくさいポイントだ。先に合同エンディングで消化しちまうのもアリかもしれんな。

 

世のうまい人らはどう回してるのかは知らねえが、基本「PC①に始まりPC①に終わる」のが俺の運用の基本だな。

ただセッションは最初と最後が挨拶によって終わるので、そこから一歩進んで「礼(零)に始まり礼(零)に終わってこそ良いセッション」ということで今回のオチはいいだろうか。

 

飽きてきたので今回はこの辺で終わります。お後がよろしいようで。

 

 

*1:目がテンリスペクトだ