コボルドの隠れ里

多分TRPGの話とかします

第7回 「ダブルクロス The 3rd Edition」TRPG紹介

よく来たな。俺はリンケン=コボルドだ。

おれは割と影響を受けやすい性格のため、突然文体が逆噴射している。「ダブルクロスが、お前に裏切りを教えてくれる」 とかそんなノリのタイトルで書いてもいいが、コボ里じたいのノリが元々あんな感じなため、書いているうちに元に戻っていくだろう。

 

というわけで今回はダブルクロス3rdだ。

 

 

プレイ回数は覚えていない。お前は今まで食ったドリトスの数を覚えているのかとか昔のブラムストーカー/サラマンダーがそういう感じのことを言ったと俺は聞いている。そいつの子供の話をおまえは今見ているかもしれないが、そいつのシンドロームは正直よく分からんため今は放っておくとしよう

 

 

久しぶりにはてなブロゴをかいっているため、さらにハイボーリを飲んでいるらめ、ぶんたいがガチでボロボロだが、気にせずこのまま読んでいくといい。

ダブルクロスは2009年に発売されたFEARのシステム、著者はクレバー矢野氏だ。俺が厨房の頃に発売されたシステム*1だが、その頃の俺はソードワールド2.0のルルブをなめくり回していた記憶がある。これが示しているのは、 よくダブルクロスは厨弐病TRPG だとよく言われるが、実際にはソードワールド2.0の方が中学2年生は好きだということだ。ソドワは2.5になったが、ダブクロも3.5ぐらいになるのだろうか。

 

ソード・ワールド2.5 ルールブックI (ドラゴンブック)

ソード・ワールド2.5 ルールブックI (ドラゴンブック)

 

 

ダブルクロスはザックリいうとオーヴァードという超能力者になって、ジャームという悪い超能力者と戦う感じのゲームだ。

 

①キャラクター周り
②ルール周り
③世界観
④サポート
⑤総括
遊び方の例

①キャラクター周り

おまえのPCはレトロウイルスの感染者だ。だが別に病人をやるTRPGではない。その実態は異能力者だ。俺が知っているレトロウイルスは血漿を免疫学的診断キットに流して白血病じゃないか感染を確認するみたいなものなのだが、この世界のレトロウイルス、レネゲイドウイルスは感染するとDNAが書き換わり火とか重力とかが出るようになる。

キャラクターには肉体感覚精神社会の四つの能力値がある。 あとはシンドロームという異能の系統別クラスを3つ組み合わせられる。ウイルス株の種類みたいなものなのだろう。HIV(ヒト免疫不全ウイルス感染症)とかFIV(エイズ)とかFeLV(白血病)とかとかそんな感じだ。どれも基本治療できない恐ろしい病気だ

シンドロームは最大3つまで組み合わせられる。MtGの色みたいなもので単色ならより色拘束の強いエフェクトが使えるが、三色にするとコンセプトが明確でなければ色事故を起こすみたいな感じだ。しょしんしゃのおまえはギルド門のように二色で作るといいだろう。

 

 

後はお前のPCはロイスというコネクションを7個まで取れる。万能リソースであるとともにキャラクターとの関係性を表すものでもある。美少女ヒロインであるとか、過去の宿敵であるとか、ダブクロ界の野獣先輩こと春日恭二であるとかに取れ。

②ルール周り

判定は10面ダイスを大量に振り、クリティカル値以上の出目が出れば振り直しして10ずつ増えていくというような感じのシステムだ。ややややこしいが達成値がバカデカい数字が出るため気持ちがいいぞ

PCには侵食率というMPみたいなものがあり、オーヴァードのスキルであるエフェクトを使うと上昇していく。あんまり使いすぎると暗黒面に落ちてキャラロストするぞ。フォースとともにあれいうようなものなのだろう。

③世界観

20数年前、世界にレネゲイドウイルスというレトロウイルスの一種の超能力ウイルスがばら撒かれ、オーヴァードという能力者がいっぱいでてきた。オーヴァードの中には理性が吹っ飛んだ化け物(ジャーム)になるやつも出てきたという感じだ。お前のPCは善玉なのでオーヴァードの方だ。

オーヴァードは共通能力としてリザレクトという回復能力と ワーディングという固有決壊と灼眼のシャナの封絶(めちゃくちゃ懐かしいワードだ)の中間みたいなのを持つ。オーヴァード以外は活動できなくなる感じだ。

 

 

オーヴァードを巡って、UGNという右寄りブラック企業とFHという左寄りブラック企業が水面下で争っている感じの世界だ。Xメンみたいなものだ。

 

 

 

④サポート

基本ルルブの1巻2巻はどっちも一冊1000円で釣りがくる値段で買える上、持ち運びに適した文庫サイズだ。この二つだけでも割と十分に遊べるぞ。

サプリメントは10年コンテンツなだけあってアホほど出てるが、今冬にバッドシティなるトーキョーナイトメアのジュプナイル版みたいなのが出るようだ。

 

 

最近は電子書籍化が進んでいろいろリプレイとか絶版品が手に入りやすくなってるから再入門にも悪くないだろう。メビウスとトワイライトが面白かったぞ。

 

 

 

 

⑤総括

総括としては「非常に受けの広いシステム」だ。異能バトルものはだいたいの話はコレで表現できるんじゃねえかってぐらいの受け皿の広さだ。ステージの変更で舞台や設定も変更できる。

シンドロームの組み合わせでいろんなモンが出来るというのがいい。クトゥルフと同じぐらいの受けの広さだな。正直バトルしたきゃこっちの方が向くだろう。

後はロイスシステム侵食率システムが個人的にかなり好みだ。非常に良く出来ていると思っている。

難点としては現代では2000年代の学園異能ライトノベルみたいなののブームが去ったこと、10面ダイスが大量に必要になるスタンドアローンな判定方法とフルスクラッチのキャラメイクのとっつきづらさか。デッキを組みまくる感覚で覚えるしかないぞ。

あとはサプリが出すぎでとっつきずらいというのもあるか。正直一二巻だけでも十分楽しいぞ。

 

満足度 95パーセント

 

個人的な好み ☆5

初心者へのおすすめ度 ☆4

遊び方の例


今回は某オフセサークルさんにお邪魔させていただいた時の話をしよう。

病気の少年を勇気づけるハンドアウトだったため、野球キャラをやることにしたぞ。レーザービームの如き投球をするエンハイ/モルフェウスだ。

永井豪の漫画の主人公っぽい感じの動きを意識してみたぞ。混沌/善のヒーロー像は秩序/善が苦手なお前におすすめだ。

社会人になってまともにセッションが出来る体力も気力もないため、家でルルブで積み木して遊ぶのもいいが社会人ボドゲサークルとかをツイッターで探してみるのも良いだろう、というような話だ。おそらく、今一番機能しているTRPG募集サイトはツイッターだろう。

 

アンパンマン 筒入りつみ木

アンパンマン 筒入りつみ木

 

 

*1:こういうことを書いている時点で精神点ダメージをだいぶ受けるものも多いだろう。俺もその一人だ