第9回 「ニルヴァーナ」 TRPG紹介
Welcome to this crazy time! このイカれた令和(じだい)へようこそ
今回はおまえたちTOUGH♂BOYに令和の時代に空前の大ブームを起こす(だろう)古代の”遺産(システム)”、ニルヴァーナの話をしてやろう。
2003年、FEARから発売されたゲームで、おまえのおきにいりのCoCの第六版の3年前のゲームだ。著者は小浜智氏。
お前はNIRVANAと聞いたら「smells like teen spirits」だけの一発屋を思い浮かべるかもしれないが、 TRPG のニルヴァーナはモスキートだのアルビノだのシーブリーズ臭いグランジではない。
ヘヴィでメタルな”男のTRPG”だ。
ひとことでどんなTRPGか説明すると、文明が滅んだファンタジー世界を舞台に、古代の超兵器「遺産(レガシー)」の使い手・レガシーアクシーダーになって、モヒカンやら南斗聖拳の継承者やら竜やらとバトルするゲームだ。結局いつものやつだな
ファンタジーとアフターホロコ-ストの融合は格闘ゲーム「ギルティギア」を髣髴とさせる。ニルヴァーナXrdREV2とか出ればいいのに。
似たような臭いのする「ガンメタルブレイズ」もちょっと気になるな。
ガンメタル・ブレイズ (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
- 作者: 千葉直貴,F.E.A.R.
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2009/03/07
- メディア: 大型本
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
①キャラクター周り
PCは「遺産継承者(レガシーアクシーダー)」とかジーニアスとか呼ばれる存在だ。
種族は人族のほかに、おまえのすきなケモノフレンズやなんかエルフみたいなやつとか機械種族もやることができる。
PCは各一人ずつ「遺産(レガシー)」と呼ばれる古代の超兵器を持っている。すなわちアルター能力であり、おまえたちが今巨大タケノコを葬りまくってるFGOで言うところの宝具だ。
お前のレガシーは太くて固くて暴れっぱなしのビッグ・マグナムかもしれないし、ジャンクヤードドッグかもしれない。いろいろタイプがあるのでお前が好きに決めろ。
あとおまえはギフトと呼ばれる要するに加護を3つ使える。もはや多くは語らないが、いつものFEARゲーだな。
②ルール周り
ルール周りは簡単に言えば「判定方法が2d6の代わりに2d10になったSRS」だ。10面ダイスを2個要求されるのはおまえのだいすきなクトゥルフと似ているが、おまえはどっちのダイスが10の位かを覚える代わりに2ケタのたしざんが出来る必要がある。
あとおまえのPCは「ギアス」を3つ受けている。おまえのPCが守らなければいけないルールだ。「ヒロインを見捨てることなかれ」とか「全力で見逃せ」とか「知らないおねいさんに声をかけてはいけない」とかそういうやつだ。これらは守るべきではあるが、破った方がアツけりゃ積極的に破っていけみたいなことがルルブに書いてある。
③世界観
高度な文明が発展したファンタジー世界”バーラト”があった→なんかヤバい大戦争だか災害があって文明が滅んだ→だが人類は死滅していなかった→一応再興し始めてるといった感じだ。
国土は荒廃してるので砂漠とか荒野っぽい雰囲気のようだ。トレマーズとかが代表的な敵のようだが、トレマーズはこの世界だと龍(ナーガ)と呼ばれている。
大破局があって、魔法があって、エルフとナイトメアの合いの子みたいなのがいて、タビットがいて、ルーンフォークがいて、ある意味ラクシアのようだが、ソードワールド2.0よりはPCは初期段階からかなり強いし、エルフが増えるわかめのように水で戻ったりドワーフがたくましいロリだったりはしない。
作中の現代の国家は三国志状態になっていて、詳しい話は避けるがそれを影で操ってる連中がいる設定になってる。ハーレクインだかハレ晴れユカイとかそういうやつだ。
あとは、おまえたちのヨロイはオリジナル7のものだが、その辺のモヒカンとかはレプリカのヨロイを使っている。二足歩行が出来ないということだ。
ROBOT魂 [SIDE YOROI] ダン・オブ・サーズディ
- 出版社/メーカー: BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
- 発売日: 2011/09/17
- メディア: おもちゃ&ホビー
- 購入: 5人 クリック: 38回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
④サポート
一応、サプリメント「サンスカーラ」が一冊出ている。
おまえが今ここを見ている”遺産(それ)”でケルブレムを検索すれば、古代文明の遺跡・公式サイトを見つけることができるはずだ。
何のことかよく分からなければ下の文字列をつっついてみるといい。
http://www.fear.co.jp/nirvana/
⑤総括
『北斗の拳』とか『ガン×ソード』とか『ギルティギア』とか『スクライド』あたりが好きならまあたまらんだろう。ある種インド要素をタッチしたソードワールド2・0SRSみたいな感じかもしれない。
雰囲気ゲーとしては相当好きな部類にはいるが、とっくの昔に絶版しちまってるのがイタイ。
ジェネリック品として「コロッサルハンター」((追記:ポストアポカリプス・アフターホロコースト警察によると、コロハンはポストアポカリプスなんでなんかちょっと違うらしいとか「コード・レイヤード」が出てるからソッチを服用するのもよさそうだ。
滅んだあとにもギアスとかいろいろイカした要素はあるので、それらは今に受け継がれているのかもしれない。明日のマニフェストだ。
遊び方の例
2年ぐらい前になるのか。動物/獣人PCオンリーコン「どじコン」で遊んできた。馬鹿でかい片手剣の遺産を使う流れ者の虎の獣人・ザンをやってきたぞ。
海動剣をベースにシェルブリットのカズマとケンシロウを足したみたいなイメージだ。
獣人の楽園Ganzooraを舞台にイカしたクレイジーな鳥人のモヒカンとかと戦ってきたぞ。
今回おれがいいたいことは、特定のモチーフのキャラクターのPCを作るときは、似たようなキャラクターをいくつか足すと動きが硬直しづらくなる、ということと、コンベンションは(行ければ)たのしいということだ。