コボルドの隠れ里

多分TRPGの話とかします

第8回 けものフレンズTRPG「てーぶるちほーの大冒険」 TRPG紹介

月日が経つのは早いもので、キスキスキューティみゅうみゅう2がとうとう放送を開始した。

 

UNDERTALE - Switch (【永久封入特典】ストーリーブックレット 同梱)

UNDERTALE - Switch (【永久封入特典】ストーリーブックレット 同梱)

 

 

お前たちはどうせキスみゅうを楽しみにしていたくせに、「キスみゅう2はこどもだまし、キスみゅう1こそがしんのおとこのえいがだ」みたいなことを 言っている所だろう。だが、キスみゅう1の幻肢痛は決して消えない。せっかく金をかけてるのだからキスみゅう2という隻腕というオリジナルならではの良さをお前は見出していくべきだ。わかっているのか暗黒メガコーポよ。

 

 

 

RDF/烈海王 強きを求めし者 (カルワザオンライン限定版) (PVC塗装済み完成品)

RDF/烈海王 強きを求めし者 (カルワザオンライン限定版) (PVC塗装済み完成品)

 

 

 

というわけで、今回は当時ケツデカピングーどうぶつタワーバトルと並び動物系コンテンツブームを巻き起こした「けものフレンズ」のTRPG、「てーぶるちほーの大冒険」を紹介する。

kemo-trpg.jimdo.com

著者は黒兎そよ氏、いわゆる現在のTRPG界で一大勢力になり始めた同人TRPGシステムというヤツだ。

 序論

けものフレンズの同人TRPGシステム、いろんなところで思い思いのシステムが開発されてびっくりするぐらいたくさん出ている。当時俺が確認出来ているだけで6つはあった。

 

 

 

こんなクソコラ作って遊べるぐらいだ。

てーぶるちほー」を選んだ理由はこの中で唯一書籍媒体になってるという理由が大きいな。

①キャラクター周り

初期作成のフレンズは「とくいなこと」と「にがてなこと」を合わせて3つ持っている。

得意なことや苦手なことをアピールすることで、判定のダイスを増やしたりリソースを獲得したりすることができる感じだ。

基本的にはそんなに決めることは多くはない。

②ルール周り

基本的に振れるダイスは2つだが、複数人が協力して同じ判定に挑むことでダイスを合算することができる。

目的とする行為によって大きい目が要求されたり小さい目が要求されたりゾロ目が要求されたりいろいろ変わる感じだ。詳しくないがウタカゼに近いみたいだな。

力比べなら大きい目、細かい作業なら小さい目、ボスの弱点を突くならゾロ目とかそんな感じだ。

キラキラ」というロールプレイ評価システム*1でもらったポイントを消費することでダイス目を操作したり、特技を使ったりできる。

③世界観

けものフレンズ」の世界観に準拠するため詳細な説明は省くが、アプリ版の方にも結構突っ込んでる内容のようだ

④サポート

キャラシートがフルカラー←ここすき オフセで使ってみたい

⑤総括

PCの作成ルールはチンパンの俺でも理解できるぐらいには分かりやすい。

PCのできることの多様性」を「共通ルールの多さ」で保障してるタイプのシステムなので、そこさえ突破できれば未所持PL相手にPC作成して遊ぶことも出来るだろう。決めることは多くはないのでやりたいフレンズを決めるのに悩まなきゃ1時間はかからず作れるだろう。ただサマリーはしっかり作っとく必要があるな。特にアイテムリスト。初期作成ならじゃぱりまんとニンブルハンドとウェポンぐらいに絞っとくといいだろう。

シナリオは長いのを一本やるよりかは短いのを二本立てみたいにしたほうが良さそうだ。けもふれMADぐらいのノリの題材でいいだろう。

個人的に難しい点はゲームバランスが何気に辛口なところだな。

リソースの元のキラキラは理論上無限投入可能なんだが、配布の按配が若干難しくお菓子作り初心者が思い描く砂糖投入量ぐらいの感覚で配布すると普通に全滅が見えるレベルには辛いので入れ過ぎじゃねえのってぐらい積極的に投入するぐらいでちょうどいいぞ。キラキラホメホメマシマシだ。

この手のゲームに求めるのは緻密な駆け引きみたいなのよりはフレンズたち同士のゆるい絡みとかそういうのだろうし若干ゃ楽勝ぐらいのバランスを意識するとちょうどいいだろう。PG(てーぶるちほーでのGMの呼称な)も「やりますねぇ!」ぐらいのノリでポンポンあげるといいだろう。

 

ちなみに値段はフルカラーで約2000円(コンビニ振込だと2600円ぐらい)だ。フィアスコと同じぐらいのサイズだがネットでの入手法は同人受注サービスなため注文して届くのに10日ぐらいかかるので注意が必要だ。時間に余裕をもって買え。

遊び方の例

とりあえずサンプルシナリオ①を回してみたが、オリジナルフレンズのシロハヤブサちゃんはいい感じだが、仮面ライダーリュウキ(コドモオオトカゲ)さとり世代サーバルちゃんという他所でやったら怒られそうなのを持ってきたが二人ほどいて若干ゃ草だ。

ピングーだのグレープ爺ちゃんだのサコミズ王だのワイトだのを受け入れる土壌の深さもバイストン・ウェルの地にはありうると思うし俺はいいと思うが、あんまり突拍子もないものを持っていくと双方困惑するので事前にある程度けもフレ観のすり合わせはしておいた方が事故は減りそうだ。

 

*1:ゆうやけこやけの『夢』に近いみてえだな